守るべき態度や雰囲気


聞き手の基本的な姿勢としては、前述したように相手の話の緩急をつかむことです。
そこで低い声のトーンで大きくうなずいてもらえば、お客様に大きな安心感をあたえることが できるのは容易に想像がつくと思います。
その場合でも特に相手に与える印象を一番占めているのは実は表情なのです。
そのため、話し方だけにこだわる必要はなく、表情や声のトーン、調子、しぐさや雰囲気作りは欠かせない。 それが人に好かれるための重要なポイントとなります。

そこで誰にでもできて好印象をもってもらえるヒントをお知らせしておきます。
ただ、くれぐれも気をつけてほしいのはあくまでも自然に行うことが重要だということ。 わざとやっていると気づかれると逆効果になってしまいます。
一つ目は瞳を大きくすること、です。 これは目の大きさのことを指しているのではない。黒目の部分を大きくするので ある黒目の部分はネコのように光の量によっても変わるが、それ以外にも 驚いたときや集中したときには大きくなることが知られています。 またそうなったときの方がお客様から好印象を持たれることも科学的にわかっています。 たとえば「明るい雰囲気」「やさしそう」「好感が持てる」といった具合になります。 ひいては信頼してもらえることにつながります。
2つ目は"声"。男性らしい低い声でゆっくりと話すことです。 ぼそぼそと何を言っているかわからないようではだめで、ボリュームのある声でしっかりと話すのが重要です。

3つ目は上手に話そうとしないこと。 店の人間とはいえ、一般人の店員は話のプロではありません。 芸能人のような饒舌さがないことを理解したうえで、朴訥とした話ぶりでも一生懸命話せば相手は心を開いてくれるはずです。

以上のことを会話の上で意識すると会話の内容にかかわらず相手に好印象を与えることができます。 話すことよりも表情や声で好印象を与えるよう努力してみてほしいと思います。



お客様との聞き手の会話の仕方
会話で守るべき距離感とは?






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