ファミリーレストランに見る原価


ファミリーレストランは現在では無添加食品やアレルギーにも配慮した 食品を使うなどレストラン顔負けのフォローがされているところもあり、 また手頃な値段の料理とドリンクバーなどで長時間くつろげる場に なりつつあります。 ファミリーレストランの料理は安いことがまず大切。
これを実現するためにはチェーン本部はスケールメリットを生かして 産地やメーカーからの大量仕入れで食材の原価を抑えています。
また値段の安さとどのお店に行ってもあたりはずれがない安定した 品質を支えているのが各チェーン店のセントラルキッチンです。 多くのファミリーレストランは厨房で料理らしい料理をおこなって いません。 手間のかかる料理のほとんどはセントラル・キッチンと呼ばれる 中央工場ですませ、各店舗にチルド配送されます。

店舗の厨房ではアルバイトがマニュアルに従ってできるような 最終的な仕上げだけをおこないます。 これにより通常の飲食店で大きな出費となっているコックの 人件費を大幅に節約しています。
それ以外のコストダウンの工夫としてはドリンクバーはセルフ方式に して人件費を節約する、洗い物のオートメーション化による人件費節約等の 工夫が行われています。

カレー屋の原価を抑える方法


日本人でカレーが嫌いという人はあまりいないでしょう。 駅前などでは狭くてもいつも繁盛しています。 こういったカレーショップはフランチャイズ店が多く、ファミレスと同様、 セントラルキッチン方式を採用しており、カレーはほぼ調理済の状態で 運ばれてきます。 原価率の低いカツやハンバーグ等を載せるとさらに利益がアップします。

ラーメン屋の実情


脱サラしてラーメン屋を始める人も結構いらっしゃいますが、そういう人が多いのには 訳があります。お客さえ入れば飲食店の中でも儲かる商売だからなのです。 600円程度のラーメンの原価は20~30%が一般的で、場所も狭くてもOK。立地も問わない。 トッピングを増やせば粗利を増やせる寸法です。

ラーメンの値段を格安にしている店では餃子やサイドメニュー等で利益を補って いる場合がほとんど。ただし料理に手間がかかるのが難点です。

原価の安さは前述したとおりですが、商品を安く作ってくれる 向上と直結し流通コストをさげ、原価を低くおさえることが できるということ。 また販売員や人件費も低くてすむので理想的な販売方法といえます。



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